【大相撲春場所】バースデー白星の白鵬「五輪イヤーまで現役」に意気込み

2019年03月12日 11時30分

バースデーケーキを前にVサインの白鵬

 大相撲春場所2日目(11日、大阪府立体育会館)、横綱白鵬(宮城野)が幕内遠藤(28=追手風)を押し出して2連勝とし、3場所ぶり42回目の優勝へ向けて好発進。自ら34歳の誕生日を白星で祝い「勝って自分にいいプレゼントをした」と笑みを浮かべた。

 6年前に東京五輪の開催が決定した直後、2020年までの現役続行を宣言。父のジジド・ムンフバトさん(昨年4月に死去)はレスリングで1964年の東京大会に出場しており、同じ「東京五輪」の舞台に、現役力士として何らかの形で関わりたい思いがあったからだ。98年の長野五輪の開会式では横綱曙が土俵入りを披露した前例もあり、今年1月には組織委員会の森喜朗会長(81)から「(五輪で)何かの役割をしてほしい」と“オファー”を受けた。

 その目標まで、1年余り。白鵬は「最初(6年前)は冗談のつもりで言っていたからね。冗談が冗談じゃなくなった」と感慨深げ。「34歳まで相撲を取るとは思わなかった」と言いつつも「この間、気づいたんだけど幕内では(角界入門が)一番先輩なんだね。日ごろの生活、稽古の仕方は間違っていなかった」と日々の節制と鍛錬に胸を張った。

 1か月ほど前には、ネット上でムンフバトさんの「1964」の数字が入ったネクタイ姿の写真を目にして、さらに東京五輪への思いを強くしたという。白鵬は「64年は親父が23歳だった。モンゴル相撲の新大関(後に横綱)で五輪に出た。いよいよ来年。今年は勝負の年、しっかり務めれば来年が見えてくる」。大横綱の目は五輪イヤーを見据えていた。