【大相撲春場所】貴景勝 大関取りへ“1年前のリベンジ”誓う

2019年03月08日 16時30分

 新大関誕生なるか。大相撲春場所(10日初日、大阪府立体育会館)を控えた7日、大関取りに挑む関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が大阪市生野区で場所前の稽古を打ち上げた。この日は相撲を取らず、四股やテッポウなどの基礎運動で調整。稽古後は「しっかり体をつくってきたし、やることはやった。『最高の自分』にしたと思うし、あとはやるだけ」と表情を引き締めた。

 今場所での大関昇進の条件は「10勝以上」。兵庫出身でご当所ということもあり、地元ファンによる声援の後押しも受ける。「昨年は休場してふがいない成績だった。今年は大事な場所を迎えられてありがたい。ハシにも棒にもかからなかったら、モチベーションも違う。(ファンのために)いい成績を残すことが一番」と意欲は十分だ。

 昨年の春場所は右足を痛めて入門後初の途中休場。後に貴景勝は「入院していたけど、相撲中継は見られなかった。皆から取り残されている気分になった。勝ってうれしい、負けて悔しいという感情にもならない。それがきつかった。その気持ちを忘れたらいけない」と当時の悔しさを語っている。大関取りの今場所はちょうど1年前の“リベンジ”の機会でもある。

 22歳の若武者は目前に迫った本番へ向けて「結局、最後は気持ちとか気合とか精神的なもの。いい精神状態で初日を迎えたい」。運命の場所が間もなく始まる。