【大相撲春場所】鶴竜 春場所へ一抹の不安

2019年03月07日 16時30分

 本当の調子は? 大相撲春場所(10日初日、大阪府立体育会館)を控えた6日、5場所ぶり6度目の優勝を目指す横綱鶴竜(33=井筒)が大阪市東成区の時津風部屋で出稽古を行った。幕内宝富士(32=伊勢ヶ浜)、幕内豊山(25=時津風)、幕内正代(27=同)と相撲を15番取って全勝。「自分の動きを確認した。体はしっかり反応している」と好感触を口にした。

 1月場所で痛めた右足の状態は「相撲が取れないほどの痛みではない」と問題ない様子。最近4場所で3度休場しているだけに、復活へかける思いは強い。ただ、本番へ向けて“一抹の不安”もある。

 稽古を視察した相撲解説者の舞の海秀平氏(51=元小結)は「稽古相手(宝富士、豊山、正代)がうるさい相手ではない。本場所で激しく動いて攻めてくる相手にどれほど対応できるか」。さらには「以前から仕上がり良く本番に入っても、立ち合いで押し負けたらパッと引く癖がある。今日は攻められる場面がなかったので、まだ本当の調子は分からない」と指摘した。

 前日5日には横綱白鵬(33=宮城野)が幕内でも屈指の圧力がある貴景勝(22=千賀ノ浦)、玉鷲(34=片男波)の両関脇と稽古した。この日は大関高安(29=田子ノ浦)も出稽古に訪れたが、鶴竜は平幕を稽古相手に指名。大横綱との“温度差”は気になるところだが…どうなるか。