波激しすぎる日馬富士に“横綱失格”の声

2013年03月25日 16時00分

 日馬富士(28=伊勢ヶ浜)が再び「横綱失格」の大失態だ。春場所千秋楽、横綱白鵬(28=宮城野)に上手投げで完敗を喫し今場所9勝6敗。「初場所で優勝してこのままいけると思ったけど…。踏ん張れなかった。9勝? 慣れてます」と自虐気味に振り返った。

 

 横綱3場所のうち2場所が10勝未満の体たらく。横綱審議委員会の岡本昭委員(東西会会長)は「昨年の九州場所で9勝で問題になって、今度(初場所)は15勝。次にこれ(9勝)やろ。ちょっと波がありすぎる。やっぱり横綱やから。13勝、悪くても3敗どまりや。本当に強いのか、弱いのかが分からない。あまりにも違いすぎる」と苦言を呈した。

 

 さらに、春場所の維持員を束ねる東西会会長としての立場から「場所全体として迫力がなかった。こんなんが続いたら(場所が)タレてくる。(大相撲の)人気にも響いてくるわね。せっかく上り気味で『ちょっとええな』というときに内容がこれでは…」と指摘した。

 

 今場所は千秋楽で10回目の「満員御礼」が出て2008年春場所以来28場所ぶり(11年5月技量審査場所を除く)に2桁の大入りとなった。昨年九州場所から続く観客動員の増加傾向は東西両横綱の復活によるものだ。 ところが、今場所は日馬富士の不振で白鵬が早々と13日目に優勝を決め、千秋楽の結びの一番は事実上の“消化試合”に…。大相撲の醍醐味である賜杯をかけた横綱決戦は実現しなかった。今後も“ジェットコースター横綱”日馬富士がコケるたびに、せっかく戻りかけたファンの関心を失いかねない。