暴行の貴ノ岩が会見「引退して責任取る。迷いはなかった」

2018年12月07日 20時59分

引退会見を行った貴ノ岩

 大相撲の冬巡業中の4日に付け人を暴行し、7日に日本相撲協会に引退届を提出して受理された元幕内貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が同日夜、東京・台東区の部屋で記者会見を開いた。

 会見冒頭、師匠の千賀ノ浦親方(57=元小結隆三杉)とともに深々と頭を下げて謝罪。師匠から経緯の説明があった後に、貴ノ岩は関係各所の名前を挙げ「心よりおわびします。本当に申し訳ありませんでした。弟弟子に手をあげて大変つらい思いをさせてしまったことを深く反省し、責任を取って現役を引退させていただきます」と話し、再び頭を下げた。

 昨年11月に発覚した元横綱日馬富士(34)の傷害事件では被害者だった貴ノ岩が1年後には加害者になるという前代未聞の展開。日馬富士同様に引責引退を決断した。

 貴ノ岩は「上を目指して頑張っていくという気持ちで相撲道に精進していたが、自分のやったことに深く責任を感じている」と、6日に引退を決めたという。「やっぱり、引退して責任を取るという気持ちが強かった。相撲続ける気持ちは今でもあるけれど、迷いはなかった」と繰り返した。

 暴行の理由は「自分の気持ちの弱さ、自覚が足りなかった」。当日は夕食でビール1杯を飲んでおり、付け人が風邪薬を持ってこなかったことに腹を立てて手をあげたという。付け人の貴大将(23)とは「話をして謝罪をしました」。

 昨夜、師弟2人きりで話した席で、師匠は「まだまだ頑張ろう」と伝えたが「引退して責任を取るということで、貴ノ岩の意思が固かった」(千賀ノ浦親方)。協会の処分が出る前に引退となった。

 前師匠で元貴乃花親方の花田光司氏(46)にも連絡したといい「感謝の気持ちしかありません。情けなく思っております」。ただ、花田氏から言われたことには「すみません」と、口をつぐんだ。

 また、自身の今後については「考えていない」という。