大相撲の冬巡業中に福岡・行橋市内の宿舎で、幕内貴ノ岩(28)が付け人の貴大将(23)に暴力を振るったことを受け、師匠の千賀ノ浦親方(57=元小結高三杉)が6日、報道陣に対応した。

 親方はこの日非公開で行った朝稽古を終え、日本相撲協会による聴取のため外出。多くの報道陣でごった返す中「とにかく残念のひと言。申し訳ない」と言葉少な。貴ノ岩と話をしたかについて「個別で会っていないので、そんなには。今は自宅で謹慎しているが、きょう部屋に移動させる。目の届くところで」と考えを明かした。

 約5時間後、後部座席に貴ノ岩を乗せた親方が帰宅。貴ノ岩は無言を貫き、足早に部屋の中へ。親方は駐車場に車を止め、部屋に戻る道すがら報道陣に問いかけられるも「きょう、お話できることは何もない。貴ノ岩ともこれから部屋で話す。後悔している様子。何か決まったらまたお話しする」とだけ答えた。