相撲取材歴31年の横野レイコリポーター(56)が15日、フジテレビ系「とくダネ!」に生出演し、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)について語った。

 横野氏は稀勢の里の欠場が発表される前の段階で見解を示した。

 同氏によれば、8日に一人横綱になることが決まると取材陣をシャットアウトするなど態度が一変したという。

「優勝宣言までしていた横綱が取材を受けなかった。『え、もうこれ、一人横綱のプレッシャー感じているの?』って我々も心配していた」

 初日から連敗が続き「悪い予想がその通りになって」と不安が的中してしまったという。

「今場所の九州場所は『復活優勝をしてくれるだろう』と、多くの人が優勝予想に一番に稀勢の里関を、親方たちも挙げていたくらいだった」と周囲の期待は高かった。

 横野氏は「まさかこのような展開になるとは思わなかったんですけど、一人横綱って初めてのプレッシャーだと思う。簡単に休めない。横綱土俵入りもなくなりますから」と稀勢の里が抱えた重圧をおもんぱかった。