【大相撲九州場所】貴ノ岩にケガと“もう一つ”の戦い

2018年11月06日 16時30分

貴ノ岩は若い衆を担いでトレーニング

 大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)を控えた5日、福岡・篠栗町で行われた千賀ノ浦部屋の朝稽古で小結貴景勝(22)や幕内貴ノ岩(28)らが汗を流した。元貴乃花親方(46)が日本相撲協会を退職し所属部屋が消滅して約1か月。旧貴乃花部屋の力士たちは、環境に慣れることが課題になっている。

 貴景勝や幕内隆の勝(23)が土俵で激しくぶつかり合う稽古をする中で、貴ノ岩は腕立て伏せや若い衆を担ぐなどのトレーニングを重点的に行った。左足首痛で秋巡業を全休しており、この日は別メニューで調整。貴ノ岩は「状態はボチボチです。痛みは少しあります」と話した。

 初日まで1週間を切っているが、間に合うのか。千賀ノ浦親方(57=元小結隆三杉)は「足の状態に波がある。無理はさせない。自分のペースがあるからね。場所は出るって本人が言ってるよ」と出場に問題はないという。

 ケガ以外に環境の変化も乗り越えないといけない。貴ノ岩と同じく旧貴乃花部屋出身の貴景勝は「稽古のペースがまだ慣れないですね。ちょっと疲れがたまっています」と告白。九州場所での宿舎も替わっており戸惑いが見られる。

 約1年前から続いた元横綱日馬富士(34)からの暴行騒動が提訴取り下げで一段落ついたことは、相撲に集中できる好材料となりそう。しかし、貴ノ岩はこの質問に「まあ、それは…」と言葉を濁し立ち去った。本番までにどこまで調子を上げられるか。