大相撲秋場所14日目(22日、東京・両国国技館)、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が横綱鶴竜(33=井筒)を寄り切って10勝目(4敗)。8場所連続休場明けの場所で2桁白星を挙げ、横綱として最低限の務めを果たした。

 審判部長の阿武松親方(元関脇益荒雄)は「(横綱としての)勝ち星からすると普通でしょうけど、本人にとっては重みのある一番だと思います」と評価した。

 取組後、本人は「明日、またありますから」と千秋楽へ向けて気持ちを引き締めた。