大相撲秋場所7日目(15日、東京・両国国技館)、8場所連続休場から復活を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は幕内千代の国(28=九重)を寄り切って6勝目(1敗)。立ち合いから激しく動き回る相手をつかまえられずに苦戦したが、初黒星を喫した前日6日目からの連敗を免れた。取組後は「しっかりやりました。明日、しっかり集中していく」と表情を引き締めた。藤島審判部副部長(46=元大関武双山)は「(格下の)千代の国に、ああいう相撲を取っているのは問題。早く圧倒的な勝ち方を見たい」と注文をつけた。