【大相撲秋場所】稀勢の里本番は大丈夫? 高安との稽古で14勝6敗 

2018年08月30日 16時30分

稀勢の里(左)は手応えを口にしたが…

 大相撲秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)を控えた29日、8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が東京・江戸川区の部屋で相撲を取る稽古を再開した。大関高安(28)との三番稽古で20番取って14勝6敗。「(稽古の)後半は良かった。(立ち合いは)ようやく良くなってきた感じはある。番数以上に手応えがあった。前に、前にという気持ちでいった」と口にした。

 ただ、高安は腰痛のため夏巡業を途中で離脱し、本格的な稽古を再開したばかり。その相手にいきなり最初の相撲から4連敗するなど不安を感じさせる要素もあった。かねて弟弟子の高安を稽古で圧倒しながら、他の部屋の関取衆との稽古では一転して苦戦を強いられる場面もあった。現時点では本場所でどれだけ通用するのかは不透明だ。

 今後の稀勢の里は出稽古を行うことを視野に入れているほか、31日には横綱審議委員会による稽古総見、週明けの9月3日と4日には二所ノ関一門の連合稽古が予定される。苦手にしているタイプを含めて、幕内上位との稽古でどこまでやれるかが、和製横綱の復活へ向けた“試金石”となる。

 すでに稀勢の里は秋場所に自ら進退を懸けて臨むことを明言している。今回ばかりは調整の遅れを理由に休場はできないだけに、本番までの動向に注目が集まる。