【大相撲夏巡業】長野凱旋で“御嶽海祭り”だ

2018年08月06日 16時30分

 異例の大フィーバーだ。大相撲の夏巡業が5日に長野市で行われ、長野県出身で7月の名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海(25=出羽海)が凱旋を果たした。

 今回の夏巡業では客入りが芳しくない会場もある中、長野県勢として初めて優勝した効果は絶大。前売り券は完売し、約6000人もの観客が詰め掛けた。御嶽海が稽古や幕内土俵入り、取組などで土俵に上がるたびに地元ファンからの大歓声に包まれた。

 御嶽海のグッズも飛ぶように売れ、用意されたタオル300枚、手形300枚、湯のみ60個などが開場からわずか1時間足らずで品切れになった。幕内の取組前には勧進元(巡業主催者)が音頭を取って観客とともに万歳三唱。郷土の英雄を祝福した。横綱白鵬(33=宮城野)も盛り上がりを肌で感じたのか、自らリクエストして御嶽海と母マルガリータさん(48)の親子と一緒に記念撮影をする場面もあった。

 御嶽海は「今までの巡業の中でも一番盛り上がってくれて、すごくうれしい。勝ち越しや2桁という目標より上の優勝をして帰ってこれたというのは自分でも想像できなかった。いいサプライズになったのでは」と地元の熱気を改めて実感した様子だった。

 この日の稽古では今回の巡業で初めて相撲を取り、小結松鳳山(34=二所ノ関)らを相手に5勝3敗。「先場所が良かったので(相撲を)そこまで変える必要はないと思う。出足とケガをしないように。そこだけを意識してやっていきたい」と26日まで続く長丁場を見据えた。

 大関取りに挑む秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)は11勝以上が昇進の目安。故郷の期待をパワーに変えて、再び快進撃となるか。