大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が総帥を務めていた「貴乃花一門」が消滅し、日本相撲協会の阿武松理事(56=元関脇益荒雄)を中心とした「阿武松グループ」に名称を変更して活動することが22日、明らかになった。貴乃花親方は「当面は一人で活動していきたい」としており、新グループには参加せず無所属となる意向を一門の親方を通じて阿武松理事に伝えた。  役員候補選挙などでの協力関係も結ばない見通し。貴乃花親方は一門から「貴乃花」の名称を外すことを申し入れ、了承されたことを4月に明言。事実上、一門の総帥の立場から退いていた。阿武松グループには阿武松理事のほか、千賀ノ浦親方(57=元小結隆三杉)、大嶽親方(57=元十両大竜)、不知火親方(34=元小結若荒雄)、音羽山親方(35=元幕内大道)が参加する方向だ。