非公開で稽古再開も…稀勢の里 地元後援会の激励会“無期限延期”

2018年06月06日 16時30分

迎えの車に乗り込む稀勢の里

 和製横綱は本当に復活できるのか。横綱稀勢の里(31)が5日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開した。前日4日は部屋の稽古が報道陣に公開されたが、この日は一転して非公開となりピリピリとしたムードを漂わせた。関係者によると、稀勢の里は四股などの基礎運動のほか、若い衆に胸を出していたという。稽古を終えて部屋から引き揚げる際には「まあ、ここから頑張ります」と話し、迎えの車に乗り込んだ。

 5月の夏場所は左胸のケガで全休し、年6場所制以降では横綱として最長に並ぶ7場所連続休場となった。横綱審議委員会の北村正任委員長(77=毎日新聞社名誉顧問)は「体をキチッと治して出てきてほしい」と万全の状態での出場を求める一方で、横審内には次の名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)も休場した場合は「激励」などの決議を行う意見もある。

 長期休場による影響は、身近なところにも及んでいる。地元の茨城・牛久市で9日に予定されていた激励会が“無期限延期”となったのだ。地元後援会が毎年6月に開催している恒例行事で、昨年は約500人が参加。後援会関係者は「稀勢の里関が休場しているので延期になった。今のところ(開催の)予定は決まっていない。本場所で復帰してからになると思う」と説明した。

 和製横綱の立場は休場を重ねるごとに厳しさを増すばかり。ここから抜け出すことができるのか。土俵際が続く。