【大相撲夏場所】“大関当確”栃ノ心 師匠は2度目の優勝を期待

2018年05月23日 11時30分

大勢のファンの中を引き揚げる栃ノ心

“大関当確”だ。大相撲夏場所10日目(22日、東京・両国国技館)、関脇栃ノ心(30=春日野)が幕内千代大龍(29=九重)を寄り切って無傷の10連勝。場所後の大関昇進が濃厚となった。花道を引き揚げる際には観客から花束を手渡される一幕も。栃ノ心は「引退もしてないし、どうしようかと思った。もらわなかったら悪いし。『オレが?』という感じ」と苦笑いを浮かべた。

 大関取りの目安の10勝目に到達し、初場所の優勝を含めて3場所連続2桁白星をマーク。日本相撲協会の八角理事長(54=元横綱北勝海)は「ただ勝ってきたのではなく強さを出している」と絶賛。審判部長の阿武松親方(56=元関脇益荒雄)は大関昇進について「決定ではない」と前置きした上で「濃厚じゃないですか。追い込まれる相撲がまるっきりない。“大関相撲”を取っている」と高く評価。休場でもしない限り、ほぼ確実な状況となった。

 くしくも、この日は師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)の56歳の誕生日。何よりも大きなプレゼントとなった。その師匠は「10勝が一つの目標だった。こうなったら“2匹目の何か”がある」と2度目の優勝に期待する。

 栃ノ心は「(誕生日の白星で)師匠もうれしいかな」と喜びつつも「まだまだ。明日からが大事」。もはや、大関取りは通過点。さらなる大きな目標へ向けて、気持ちを引き締めた。