【大相撲夏場所】阿炎に金星献上 白鵬に“心の隙”

2018年05月19日 14時00分

白鵬は平幕の阿炎(右)にまさかの完敗を喫した

 大相撲夏場所6日目(18日、東京・両国国技館)、3場所ぶり41回目の優勝を目指す横綱白鵬(33=宮城野)が初顔の幕内阿炎(あび=24、錣山)に初黒星。立ち合いで相手のもろ手突きをまともに受けると、一方的に押し出された。取組後は「見ての通り。立ち合いに迷い? いや、別に…」。格下への思わぬ完敗にショックを隠しきれない様子だった。

 白鵬は春巡業の最終日に埼玉・越谷市が地元の阿炎を三番稽古の相手に指名。「若手で勢いもあるし、押す力や突きの威力もある」と評していたが、言葉通りの相撲で敗れる皮肉な結果となった。審判長を務めた藤島親方(46=元大関武双山)は「調子を下ろした(油断した)わけじゃないが(普通にやれば)どこからいっても負けないというのはある」と大横綱の“心の隙”を指摘。その上で「今日は最初からリズムが悪かった。控えにいるときに砂が飛んできて、すごく気にして落としていた。土俵に上がっても普段なら行司が口上を最後まで言って木が鳴ってから立ち上がるのに、その前に立ち上がっていた。何かフワフワしている感じ」と取組前からの“異変”を証言した。格下相手で勝負に集中しきれていなかったということなのか。

 白鵬は7日目以降に向けて「本当に一番一番です」と前を向いたが…。まだ1敗とはいえ、痛い取りこぼしとなった。