芝田山親方が稀勢の里に苦言「今の状況ではどうしようもない」

2018年05月09日 16時30分

琴奨菊(手前)に寄り切られた稀勢の里

 大相撲夏場所(13日初日、東京・両国国技館)を控えた8日、二所ノ関一門の連合稽古が千葉・松戸市の佐渡ヶ嶽部屋で行われた。6場所連続で休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は幕内琴奨菊(34=佐渡ヶ嶽)との三番稽古に臨み6勝10敗と低調な内容。立ち合いから相手に押し込まれると、左を差されて一方的に寄り切られる場面もあった。

 稀勢の里は「またしっかりやるだけ。やりたいことはできた? どうだろう。これからですね」と言葉少なに迎えの車に乗り込んだ。一門の先輩横綱にあたる芝田山親方(55=元大乃国)は「差すのか、押していくのか、上手を取るのかがバラバラ。気の向くままの稽古。自分で何をしたいのかを絞らないと。今の状況ではどうしようもない」と意図の見えない稽古内容に苦言を呈した。

 その上で「今は自分を見失っている。大関、横綱になった時の原点に戻らないと。仕切りとか、足の出方がどうだったとかを自分で検証して、直していかないと」と原点回帰を求めた。本番が5日後に迫っても不安は尽きないままだ。