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J初視察 西野新監督に期待される“眼力”


眼力に期待が高まる西野新監督

 日本代表の再建に向けて西野朗監督(63)の“眼力”に期待が高まっている。6月開幕のロシアW杯まで時間がない中で緊急登板した名将・西野監督。カリスマ性あふれる指導力に加えて定評があるのが、選手を的確に見極める能力だ。技術委員長を務めたハリルジャパンでも選手登用を進言して成功した例も。今後行う欧州視察でも“掘り出し物”が見つかるかもしれない。

 西野新監督は14日のC大阪―FC東京戦を監督として初視察し「今まで代表だった選手はもちろん、全体をもう一度見たいと考えている。今日が良い、悪いではなく、トータル的に判断していきたい」と幅広く人材を求める方針を打ち出した。

 日本代表を長年支えてきたFW本田圭佑(31=パチューカ)やMF香川真司(29=ドルトムント)、MF長谷部誠(34=Eフランクフルト)ら常連組が“西野ジャパン”の土台となる予定だが、低迷が続いてチームに蔓延する閉塞感を打破するため、新戦力の発掘も積極的に行う構えだ。

 そこで注目されているのが、西野監督の選手を見極める力だ。Jクラブ関係者が「西野さんは選考の面で(バヒド)ハリルホジッチ監督(65)に進言することもあり、その意見をもとに招集された選手もいる」と証言するように、技術委員長時代、積極的に意見し、実際に数人の選手が抜てき。その好例がMF今野泰幸(35)とDF初瀬亮(20=ともにG大阪)だ。

 前指揮官はW杯アジア最終予選の大一番となった昨年3月のUAE戦を前に、ボール奪取力のある選手を求めておりリストアップされたのが今野だった。西野氏は年齢面から抜てきに慎重なハリルホジッチ氏にベテランMFを猛プッシュ。2年ぶりの代表で懐疑的な意見もあった中、得点を決め相手のキーマンを封じるなど予選突破のターニングポイントになった試合で大活躍した。

 初瀬は昨年12月の東アジアE―1選手権で2020年東京五輪世代から初めてA代表に招集された期待の星。試合出場の機会こそなかったが、練習では精度の高いクロスやFKでアピールし、高評価を得るなどチーム活性化につなげた。その若手登用を前指揮官に進言した西野氏の功績は大きかったという。

 西野監督は近日中にも欧州視察に出発する予定で、東京五輪世代のMF伊藤達哉(20=ハンブルガーSV)、FW堂安律(19=フローニンゲン)、DF鈴木大輔(28=タラゴナ)を気にかけているというが、その眼力が日本の大きな武器となりそうだ。

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