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元ユース選手が告発した名門レアル下部組織の光と影


 サッカーの名門レアル・マドリード(スペイン)の下部組織(カンテラ)に所属していたナチョ・マルティン氏が地元メディア「vice.cоm」にユースチームの現状を告発した。

「ここまでひどい」というタイトルの記事によると、15歳でユース入りした時点で、アディダスなどの大手メーカーとの契約が決まり、多額のサラリーを手にできるという。それは一般家庭の両親が稼ぎ出す給料よりも多く、免許もないのに高級外車を購入する勘違い選手もいるほどだ。

 宿舎生活は毎朝、鏡の取り合いから始まり、選手たちはドライヤーを手にトップ選手と同じ髪形をつくり上げる。高校生ながら、勉学面は軽視されて練習中心の時間割が組まれるそうだ。またストレス発散のために部屋(一部屋3人)に選手を閉じ込め、わざとケンカさせることもある。

 特に食事面は深刻な状態だ。朝食はビスケットとジュース、フルーツなど毎朝同じメニュー。午後2時にランチを取るが、練習を終えて午後10時に宿舎に戻っても、まともな夕食は用意されていない。選手は深夜に近所のカフェテリアで、チョコレートたっぷりのワッフルやホットドッグで空腹を満たしている。

 食生活が安定しないため体調も整わない。疲労も蓄積し、練習でミスをするとコーチから罵声が飛び、選手は計り知れない重圧を感じる。マルティン氏は17歳でクビになったが、当時のユース監督から「なぜ練習に来ないのか」と電話があるなど、クラブ内での意思疎通もなかったという。

 エースFWクリスチアーノ・ロナウド(31)もビックリの現状だ。マルティン氏は「会長が代わるとポリシーも変わる。僕の経験からしか話せないが、Rマドリードのようなビッグクラブの育成がこれでいいのか」と疑問を投げかけていた。

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