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磐田J1残留も…名波監督を待つ厳しい現実


 J1磐田はリーグ16位で進んだ8日のJ1参入プレーオフ決定戦(ヤマハ)でJ2東京Vを2―0で下して残留を決めたが、来季に目を向ければ厳しい現実が待ち受けている。

 プレーオフまで戦わなくてはならなくなった代償は小さくない。最も影響が出たのが来季の選手編成方針の決定。カテゴリーが決まらなければ前に進められない選手契約や補強などの動きを1週間凍結せざるを得なかった。

 今季で2年契約が切れるMF中村俊輔(40)は「まだどうなるかわからない」と現段階では来季も磐田でプレーするのか明言していない。こんなところにも土壇場で16位に転落したことが原因の可能性もある。

 決定戦後に「時間をもらいたい」と態度を保留していた名波浩監督(46)は、9日になって続投を決めた。ただ、これが正解かどうかは疑問の声もある。2014年9月に就任し、15年にはJ1復帰。中村らが加入した昨季は6位に躍進し、チームは順調に常勝チームへの階段を上ってきたと見られていた。

 だが、トップ5を目指した今季はつまずいた。中村やFWアダイウトン(28)ら主力にケガ人が続出。選手のやりくりに苦労したとはいえ、昨季なら降格していた順位だけに、ある磐田OBは「名波監督にはこれといった戦術がない。4年半もチームを任されながら結果が出ていないわけだから、継続性も感じられない」と厳しい。MF山田大記(29)やMF田口泰士(27)ら日本代表経験者を擁していながら低迷した事実は重い。

「レギュレーションに救われた」という名波監督と名門クラブは、今回の“幸運”をどう生かしていくのか。

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