【ジャンプ女子】銅メダルの高梨沙羅 4年で縮めたメディアとの距離

2018年02月13日 16時30分

高梨は2本目の着地を決め、両手で渾身のガッツポーズ

【記者の目】平昌五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子個人ノーマルヒル決勝で高梨沙羅(21=クラレ)が銅メダルを獲得した。高梨はこの4年間、精神力の強化に取り組んできた。20歳になって始めた化粧もその一環。一人の空間を持てる、とドライブも積極的に活用した。感情は紙に書き殴り、頭の中を整理した。

 オンとオフを使い分け、心には常にゆとりがあった。W杯歴代最多タイの通算「53勝」を自らネタにし、ブルゾンちえみ(27)のモノマネを公開したこともある。高梨は「なかなか自分の板につかなくて緊張した」と苦笑いしたが、吹っ切れた姿は反響を呼んだ。

 以前は一つの失敗を気にして引きずってしまうこともあった。今は「壁を乗り越えたいという強い気持ちを持って練習することが逆に楽しい。ワクワクする」と話し、ふさぎ込むこともない。練習では苦手だった球技も自らメニューに取り入れるようになった。

 本紙がUFO報道に精通していることから、本紙記者との間ではUFOトークで談笑した。取材終わりに「昨日、UFO飛んでましたか?」と“逆質問”することもあり、話題のツボもつかむようになった。ソチ五輪時は取材対応も苦手な印象で、逆にストレスをため込んでいるように思えた。しかしこの4年でメディアとの距離は確実に縮まり、それがストレス解消にもつながっているように見えた。

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