【ジャンプ】高梨沙羅“新ジャンプ”開眼で強風にも動じず

2018年02月11日 14時00分

練習中に笑顔を見せる高梨沙羅

【韓国・平昌10日発】ジャンプ女子の高梨沙羅(21=クラレ)は、本番(12日)へ向けて“新ジャンプ”開眼を示唆した。

 平昌入り後、2回目の公式練習(HS109メートル、K点98メートル)が行われ、1本目103メートル、2本目106・5メートルでともに全体トップと好調だった。ただ、W杯個人総合首位で最大のライバル、マーレン・ルンビ(23=ノルウェー)は不参加。打倒ルンビのためには自身がベストのジャンプをすることに加え、平昌特有の強風を攻略することがキーになる。

 だが高梨は風には動じないスタンスを示した。「アプローチがしっかり組めてタイミングが合えば、飛距離は伸びるのかなと。力をしっかりカンテ(飛び出し)で伝えることを中心にやってきているので、そこができればいい」。現在向き合っている課題さえ克服すれば、安定したジャンプができると強調した。

 助走路で十分に蓄えた遠心力を飛び出しにつなげることができれば、風さえ切り裂く。これまでの高梨にはなかったジャンプになる。3本目は98メートルにとどまったものの、高梨はスタートのミスと分析。「タイミングのズレという技術的な失敗はありません」と言い切った。

 この日も強い向かい風が吹き荒れ、練習は中断と再開を繰り返した。「風は強めで、いろんな方向から吹いていると感じる。試合はどうなるか分からないので、こういう経験も練習のうちにできてよかったなと思います」

 不在のルンビをけん制するかのように自信を漂わせたが、決戦直前に手応えをつかんだことは確かなようだ。