保釈の国母被告 裏口からタクシーでスピード“逃走”

2019年12月03日 17時36分

保釈された国母被告

 国際郵便で大麻を密輸した大麻取締法違反などの罪で起訴されたバンクーバー五輪日本代表でプロスノーボーダーの国母和宏被告(31)が3日、保釈保証金300万円を現金で納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。

 東京湾岸署前には、この日朝から報道陣が集まり始めた。保釈保証金納付の一報が午後2時すぎに流れ、午後4時ごろカメラマンや記者らの数は50人以上に達した。保釈された有名人が姿を見せる“お約束の場所”である、同署の正面玄関前でみな待機した。

 ところが午後4時半、女性警官が署内から走り出てきて、国母被告を裏口から出すと大声でアナウンス。慌てた報道陣は一斉に裏口へダッシュし、カメラの場所取り合戦で現場は物々しい雰囲気に。

 そして午後4時38分、黒塗りの一般タクシーが同署の地下へ入った。タクシーが地上に出てきたのは同46分。警察署の敷地内だというのに、地下のスロープからものすごいスピードで現れ、一般道へ出るカーブでも速度を緩めない。ほんの数秒で報道陣の前から走り去った。

 運転席の真後ろに座る国母被告は、カーキ色の帽子をかぶり、真っ黒なサングラス姿。運転手をガードする防犯用のアクリル板に貼られたシールが邪魔し、その顔はほとんど見えず、口ひげをたくわえているのが若干確認できたぐらいだった。服装も不明。前代未聞の保釈劇となった。