【スノーアワード】渡部暁斗 北京で金へ欧州に新拠点計画

2018年05月08日 16時30分

渡部暁は昨季のMVPに輝いた

 ノルディックスキー複合の渡部暁斗(29=北野建設)が、欧州の“新拠点”から2022年北京五輪での金メダル取りを目指す。
 昨季は平昌五輪個人ノーマルヒル2大会連続銀メダル獲得やW杯個人総合優勝を果たし、7日に都内で開かれた全日本スキー連盟(SAJ)の「スノーアワード2018」で最優秀選手賞を受賞。「次こそ3度目の正直。全力で金メダルを取りにいく」と4年後のリベンジを宣言した。

 W杯個人総合Vは大きな目標の一つだった。しかし実際に称号を得ると、五輪に比べて影響力に差があることを感じた。「身内の中の狭い世界での出来事」。同じ業界の中では高く評価され、渡部暁も世界一になった自負を持つ。五輪効果もあり、オフは2日しか休みが取れないほど競技以外の仕事に忙殺された。うれしい反響だったが、求めるのはさらに上のステージだった。

 その夢は五輪金メダルをつかんでこそ達成できる。SAJも全面的にバックアップする。皆川賢太郎競技本部長(40)は「海外拠点を含め環境面の整備をしたい。スロベニアになるのか北欧になるか分からない。4年後に金メダルを取るためのサポートをしていきたい」と話し、海外に拠点をつくる計画を明かした。

 複合の本場は欧州。ジャンプ台一つとっても難易度が日本とは異なる。日本にとって前線基地を置くメリットは大きいというわけだ。SAJも平昌五輪では全体で金メダルゼロに終わった。渡部暁への期待は大きく、スクラムを組んで4年後を目指していく。