ラグビー日本代表は23日、リポビタンDチャレンジカップ・アイルランド戦(24日、味の素スタジアム)に向けて試合会場で最終調整を行った。

 17日に22―50で大敗した相手との再戦に、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(47)は「ティア1(強豪国のカテゴリー)の相手は絶好の機会。けが人は多いが、新たな選手、コンビネーションを試せるチャンスでもある。強豪相手に若手がどこまで戦えるのかも見てみたい」と語った。

 2019年W杯日本大会を見据え、17日の第1戦から先発8人を入れ替えて若手を意識的に起用。そんな若手を経験豊富な2人が引っ張る。

 ゲームキャプテンを務め、節目の通算50キャップに達するFLリーチ・マイケル(28=東芝)は「他人任せにしないで自分の仕事をすることが大事。前回(17日の試合)は勝ちたいメンタリティーや戦うメンタリティーが欠けていた。戦術的には必死さも足りなかった。1週間、そこを意識してやってきた」とキッパリ。15年W杯イングランド大会で主将を務めたリーダーシップでチームを鼓舞する考えだ。

 WTB山田章仁(31=パナソニック)も「チームを勢いづけるプレーをしたい。勝負どころでみんなのスイッチを押したい」と意気込む。日本初の8強入りを目指す19年W杯への足掛かりにするためにも、1次リーグで同組のアイルランドに同じ過ちは繰り返さない。