7人制ラグビー五輪代表 藤田“無欲”の裏にエディー流

2016年07月04日 16時30分

藤田慶和

 リオ五輪に出場する7人制ラグビー男子日本代表の藤田慶和(22=パナソニック)が過剰アピールの自制を誓った。

 

 リオの地を踏めるのは12人。先月29日に発表された14人はあくまで暫定メンバーで、今月中旬に落選する2人が明らかにされる見込みだ。現在千葉県内で行われている合宿も含め、今後2週間は過酷な“最終選考”の場となる。

 

 ラグビーが五輪競技に復帰するのは92年ぶりとあって、選手たちのアピール合戦が白熱していくのは必至。それでも藤田は「あまり選考を意識せずに自分の今できることを100%やりたい」とあえて封印を宣言した。

 

 その裏にあるのは「去年のW杯で学んだ」と語るW杯イングランド大会での経験だ。同大会で日本飛躍の原動力となったのが、エディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ(56)の地獄の長期合宿で培ったチームワーク。五輪チームも瀬川智広ヘッドコーチ(45)のもと、1年近くほぼ無休で試合と合宿を繰り返し、五輪に照準を合わせてきた。それだけに土壇場で個々がアピールに走りすぎれば、日本の強みに亀裂が入りかねない。

 

 今春早大を卒業したばかりながら、実績抜群の藤田が貫く“無欲”の姿勢。これがチームに浸透するかがメダル獲得のカギとなりそうだ。