<7人制ラグビー>五輪代表・山田章仁が驚異の三刀流宣言

2016年06月30日 16時30分

必勝を誓う7人制ラグビー男子代表メンバー

 日本ラグビー協会は29日、リオ五輪に挑む7人制の男女代表メンバーを発表した。メダルが期待される女子はエースの山口真理恵(26=ラガール7)らを選出。男子は主将の桑水流裕策(30=コカ・コーラ)らに加え、15人制から“編入”してきた快足バックスの山田章仁(30=パナソニック)がメンバー入りした。昨年のW杯イングランド大会では「忍者トライ」が注目を集めたが、五輪後にはアメリカンフットボール再挑戦を示唆。異次元の“三刀流”で再び世界を驚かせるつもりだ。

 

 1か月前まで15人制のスーパーラグビー(SR)・サンウルブズでプレーした山田は、すでに“五輪仕様”に仕上がっていた。「体重を減らすというか、もっとシャープにするというのはあった」と振り返る肉体改造に着手した。最終登録メンバー12人は7月中旬までに決まるものの、山田の視線はすでにリオに向いている。

 

 周囲からは準備不足を不安視する声もあるが「(7人制は)スプリントの繰り返しが多いので、慣れなきゃいけなかった。慣れていないのでケガしちゃいましたけど、今は筋肉が覚えてくれている」と万全をアピール。

 

 1次リーグでは、優勝候補ニュージーランドや強豪英国、ケニアと戦う“死の組”に入った。それでも「せっかく最高の舞台でやるならいいチームとやりたい。(昨年の15人制)W杯でも南アフリカがいなかったらあんな展開にならなかった」と大歓迎だ。「メダルの色はもちろん金」と2年連続での金星に意欲を燃やす。

 

 15人制から7人制へ異例のシーズン中の転向にも「(2012年に)アメフットやったのもラグビーの枠を超えたかったし、ラグビー選手としての能力をみんなに知ってほしかった」という山田にとっては通過点だ。アメフットには12年秋のXリーグに参戦。かねて再挑戦を検討してきたが「(可能性は)ありますよ。もちろん」。わずかの期間に15人制→7人制→アメフットと3つの競技を渡り歩く、驚きの“三刀流”まで示唆した。

 

 世界中が注目する舞台で点取り屋は「トライを取ることがチームに勢いをつけることになる」と腕をぶす。驚異の身体能力で、ラガーマンのアスリートとしての可能性を証明する。