“美人ラガール”鈴木彩香が語った「五輪金メダル」への思い

2016年06月12日 10時00分

鈴木は日本のラグビーを引っ張る“美人ラガール”だ

 リオデジャネイロ五輪では7人制ラグビーが初めて公式競技として実施される。アジア代表として初出場する7人制女子日本代表の「サクラセブンズ」でメダル獲得のカギを握るのが鈴木彩香(26)だ。今季は度重なるケガに苦しんでいるものの、高校時代から日本の女子ラグビーをけん引してきた“美人ラガール”が、本紙の単独インタビューで大舞台への思いを語った。

 ――いよいよ初の五輪が近づいてきた

 鈴木:本番が迫ってきて周りから「頑張ってね」と言われたり、私たち選手も五輪を意識した発言が増えてきましたね。

 ――準備も最終段階に入るが、強豪が集う国際大会「ワールドラグビー女子セブンズシリーズ」では苦戦が続く

 鈴木:もう“ひとかけら”揃ったら、もっといいプレーができるという感覚があるので、その「ピース」を合宿で一つひとつ詰めているところです。

 ――「ピース」とは具体的に

 鈴木:結局は精神的な余裕だと思います。一瞬の判断が大事なんですけど、しっかりしたテクニックとかスキルがないと難しいんですよね。だからまずは一つのプレーを大切に、今までやってきたことの精度を上げること。当たり前のことを当たり前にできるように意識して練習しています。

 ――長期に及ぶ強化合宿を経て、かなり手応えも感じている

 鈴木:以前はいいテンポでアタックして、いいゲームはできても、その先のトライに結びつかなかったんです。それを取りきるために走り込んで、相手の1・5倍の仕事ができているのは通用してきているとは感じています。

 ――個人のパフォーマンスでも自信を得た

 鈴木:タックルできても、ボールを奪うところまではできていなかったんです。そのために必要な素早い起き上がりとか、タックルを低くする部分を男性相手に練習して「こうすればいいんだ!」というのはつかめてきましたね。

 ――文字通りラグビー漬けの日々を送る

 鈴木:「常に」って感じですね。合宿中に練習がない日もありますけど、(オフは)月に2日とか。

 ――たまのオフはどう過ごすのか

 鈴木:ショッピングとか友達とご飯に行ったりしますね。ファッションとか化粧品を集めるのがメチャクチャ好きなんですよ。あとは家具を見るのも。「このソファいいな」と思ったら一人で妄想しています。すぐに買えるほどお金もないですし…。

 ――休日はチームメートと過ごさないのか

 鈴木:そこは違うんですよ。チームメートとはいつも一緒なので、会うのは普段会えない友達です。それに、実は人見知りなんです。

 ――確かに落ち着いた印象を受ける

 鈴木:それは実は表向きなんです(笑い)。みんなからは「すぐにふざける」と言われます。(代表でチームメートの山口)真理恵(26)の前とかふざけまくってますし。

 ――代表歴の長い山口は幼なじみで親友だ

 鈴木:小学校から一緒で私が(ラグビーに)誘いました。その前から仲良くて、漫画を2人で描いたりしていました。今でもしょっちゅう、ご飯に行きますね。

 ――いつも山口をイジっている

 鈴木 めっちゃイジってます(笑い)。彼女はいつもニヤニヤしていますけど、あまりイジりすぎると怒るんでバランスが大事。そこが長年付き合うコツなんですよ。

 ――山口とともに挑む初の五輪でメダルが期待されている

 鈴木:高校生で代表に入って「代表に入った以上はどの試合にも勝たなきゃいけない」と嫌になるくらい言い聞かされてきましたし、最高の準備をして、リオで私たちらしいラグビーをしたい。金メダルを目指してやりたいですね。

☆すずき・あやか=1989年9月30日生まれ。神奈川・横浜市出身。小学3年生でタグラグビーに出合ったことをきっかけに、競技を開始。関東学院大に進学後、15人制と7人制でそれぞれ日本代表入りを果たした。現在は立正大学大学院に進学し、同校ラグビー部のコーチも務める。クラブチームのアルカス熊谷所属。168センチ、64キロ。