今夏のリオデジャネイロ五輪から正式競技に加わる7人制ラグビーで、日本はどこまでやれるのか。昨年のイングランドW杯での大躍進でラグビー人気が復活の兆しを見せるなか、メダル獲得を目指す男子セブンズ候補の藤田慶和(22=早大)が本紙の直撃に心境を激白した。

 ――イングランドW杯後の目標だったリオ五輪が近づいてきた

 藤田:個人的には去年の五輪予選より、しっかり準備できています。

 ――7人制転向で肉体改造を行った

 藤田:15人制の時よりだいぶ絞りましたね。4~5キロくらい。

 ――減量のために食事制限をした

 藤田:そこまで大変ではなかったですけど、満腹食べるんじゃなくて、抑えないといけなかったのはありました。ご飯が好きなんで、そこは少しきつかったかな。ただ、五輪のためと思って我慢しました。

 ――7人制のプレーにも慣れた

 藤田:ディフェンスの間合いを取るところはよくなってきたと思いますが、もう少しタックルをしっかり決められるようにならないと世界と戦えない。(15人制から)ずっと課題なので仕留めるところは一緒ですけど、1対1の多い(7人制の)なかで磨いていきたいです。

 ――五輪では世界の強豪とメダルを争う

 藤田:世界とは体格やパワーで差があるので、W杯同様にしっかり走り勝っていくことが日本の強みになる。「世界一のフィットネス」を目標にトレーニングしているので、走り勝つラグビーで(メダルを)目指したいです。