7人制ラグビー代表選出 山田は“二刀流”できるのか

2016年01月16日 16時00分

山田章仁

 W杯戦士の“二刀流”への挑戦は険しいものとなりそうだ。

 

 日本ラグビー協会は15日、都内でリオ五輪に臨む7人制ラグビー男子日本代表候補の19人を発表した。世界中の注目を集めた昨年の15人制W杯イングランド大会組からは藤田慶和(22=早大)らとともに、W杯のサモア戦で忍者のような身のこなしでトライを奪った山田章仁(30=パナソニック)も初選出された。

 

 山田はすでに2月に開幕する世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に参戦するサンウルブズに名を連ねている。瀬川智広ヘッドコーチ(45)は「15人制でトレーニングしながら、個々で行えるメニューがある」と両立に支障はないとした。とはいえ、7人制は15人制とコートの広さこそ同じものの、プレー時間は前後半それぞれ7分(15人制は40分)。さらに1日に2試合以上が普通で、求められるプレーが違う。“二刀流”を経験済みの藤田も以前「体のつくり方が全く違う」と難しさを口にしていた。他の関係者からも「山田はスピードがあるので7人制向きだとは思うけど、さすがに世界のトップが集まる舞台の掛け持ちはどうですかね…」と懸念する声が上がっている。

 

 世界を知る山田の存在は「メダルを取る」(瀬川ヘッドコーチ)との目標達成に大きなアドバンテージとなることは間違いない。それだけに万全の状態でコートに立てるかがカギを握りそうだ。