体操のエース・内村航平(26=コナミ)がリオ五輪版「栄光の架け橋」を公約した。

 3日、都内で世界選手権祝勝会が行われた。内村は3個の金メダルを獲得したものの、ラグビーW杯で日本列島が熱狂した後の開催で「帰国したら五郎丸(歩)選手がたくさんニュースになっていて、それが悔しくて自分たちもまだまだだと思った。リオで金取ることができれば、アテネ五輪の感動も五郎丸選手も超えられる。感動を与えるためだけに一致団結して頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 さらにはリオ五輪での“金取りローテーション”もいち早く公表。「予選で1位が絶対条件。ローテーションも楽でしたし、最後に鉄棒ができる」と世界選手権の再現にこだわった。宿敵中国は予選1位にこだわらないが、水鳥寿思監督(35)も内村の負担を考慮し「一番理想的」と首位通過を義務づける。日本が最後に団体金メダルを獲得した2004年アテネ五輪のように、鮮やかなフィニッシュで「栄光の架け橋」となるか。