「ラグビー復活」頼りは2大OB

2012年09月26日 18時00分

 日本のラグビー界が生んだ2大スター、SO松尾雄治(58)とCTB平尾誠二(49)の27年ぶり対戦が話題を呼んだ。ラグビーの東日本大震災復興支援「V7戦士チャリティーマッチ」(東京・秩父宮)が23日行われ、神戸製鋼OBチームが新日鉄釜石OBに30―4で圧勝した。

 強雨の中、2545人の観客が集まった。「この雨ならトップリーグでもこんなに入らない」と平尾ら参加選手は口々に驚きを語った。観客からは「スター平尾を見られてうれしい。今後も続けてほしい」(48歳女性)、「往年のスターを一度に見られて楽しい。毎年やってほしい」(38歳女性)と継続を望む声が相次ぐ。

 復興支援のため両チームOBが企画した一戦だが、松尾は盛り上がらぬ2019年W杯日本大会への関心を高める狙いも明かしていた。レフェリーを務めた日本ラグビー協会の真下昇副会長も「ラグビー人気の裾野を広げ、ファンの掘り起こしのために、協会としても往年の名選手をいい意味で再活用したい」と話す。

 とはいえ、OB戦の定期化に松尾は「もうちょっと走れたハズだった…。継続するとか誰か言っていたようだけど、やめてください」と苦笑い。平尾は最後まで出るかどうか迷い、数日前に松尾の出場を電話で確認して決断。「10分出る目標は果たした」と体力的な厳しさをうかがわせた。中心になって進めた石山次郎は「また機会を作りたい」と再戦に前向きだが、第2弾はあるのか…。