日本ラグビー協会は4日、アイルランド戦(6日、ダブリン)に臨む日本代表の登録メンバー23人を発表した。

 2019年W杯でチームの8強入りに貢献し、現在はフランスのクレルモンでプレーするFB松島幸太朗(28)を先発起用。また、先月23日のオーストラリア戦はケガの影響でリザーブに回っていたSO田村優(32=横浜)がスタメンに名を連ねた。前主将のリーチ・マイケル(33=BL東京)はメンバーから外れた。

 この日、オンラインで会見を行ったジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=51)は、松島について「チームの中ですごく目立っている選手。今まで2度W杯に出て、前回においてもすごく彼の成長は加速してきたと思う。そこからフランスでも彼は自信をつけている。(アイルランド戦では)『Xファクター』として期待してる」と語った。

 また、オーストラリア戦ではペナルティーが目立ったことを挙げ「あれだけたくさん出してしまうとオーストラリアであれ、アイルランドであれ勝つのは難しくなってくる」と指摘。

 その上で「チームとしてはチャレンジするか、しないか、ボールに絡んでいくのか。そうした遂行力の部分は時間をかけてきたので、試合でどういう流れになるのか楽しみにしている」。ただし「ペナルティーを犯したくないということで守りに入ってはいけないということ話をしている」とも付け加えた。

 アイルランドには前回のW杯で勝利を収めたものの、7月は31―39で敗戦。対戦成績1勝10敗の相手から白星を奪えるか。