東京五輪ラグビー7人制男子がメダル獲得どころか、1次リーグ敗退の危機を迎えた。

 東京・味の素スタジアムで行われる競技がスタートした26日に1次リーグ初戦で2016年リオデジャネイロ五輪金メダルのフィジーと対戦。19―24と惜敗すると、この日2試合目の英国戦で0―34の完敗を喫した。

 世界の壁にはね返された格好だが、まだ望みはある。今大会はA~C3組の上位2チームと、3位の上位2チームが準々決勝へ進む。27日の1次リーグ最終戦でカナダ戦に勝ってB組3位になれば、突破の可能性がある。

 リオ五輪で日本は4位と大健闘。チームはあくまでメダル獲得に照準を定めてしただけに、あっさり1次リーグで敗退するわけにはいかない。

 大会を迎えるにあたって松井千士主将(キヤノン)は「ラグビーを根付かせるためにやらなきゃいけないという使命感がある。五輪はいろいろな種目があるので、メダルを取らないと注目も下がってしまう」と語っていたが、意地を見せられるか。