日本ラグビー協会は19日、東京五輪の7人制に出場する男女それぞれの日本代表メンバー12人を発表した。

 2016年リオデジャネイロ五輪で4位と大健闘した男子は、リオ五輪ではバックアップメンバーだった松井千士(26=キヤノン)、藤田慶和(27=パナソニック)らが選ばれた。岩渕健輔ヘッドコーチ(HC=45)は「難しい選考だったが、自信を持って選出することができた。グラウンド内外で日本代表にふさわしい行動ができ、自国開催のプレッシャーでもいいパフォーマンができる選手を選んだ」と説明した。

 主将を務める松井は「(新型コロナウイルス禍で)望まれた大会ではないかもしれないけど、僕らラグビー選手はラグビーしかできない。目標はメダル獲得。実現するために残りの時間を必死に頑張っていきたい」。かつて本紙の取材にも「ラグビーを根付かせるためにやらなきゃいけないという使命感がある。五輪はいろいろな種目があるので、メダルを取らないと注目も下がってしまう」とメダル獲得へのこだわりを語っていた。

 また女子は、リオ五輪経験者が小出深冬(25)だけとフレッシュなメンバー構成となり、清水麻有(23)とバティバカロロライチェル海遥(23)が共同主将を務める。清水は「最高のパフォーマンスを発揮し、メダル獲得を目指したい」と意気込んだ。