日本ラグビー協会は10日、国際統括団体ワールドラグビーが新型コロナウイルスの影響により今年9月に開幕予定だった女子W杯ニュージーランド大会を2022年に延期したと9日に正式決定したことに森重隆会長(69)と、女子代表レスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC=40)のコメントを発表した。

 森会長は「新型コロナウイルス感染症の影響によりラグビーワールドカップ2021の延期が決定いたしましたが、ワールドカップへの出場権を獲得し、そして本大会で最高のパフォーマンスを発揮するという当協会の目標に、変わりはございません」とし「今回の延期は、世界のトップチームに最高の舞台を用意するために判断された延期であり、サクラフィフティーンには現状を前向きに受け止め、さらなる成長の機会として、着実に歩みを進めていってほしいと思います」。

 マッケンジーHCも協会を通じ「参加する全ての国に、さらなる準備の期間が与えられるというのは、より大会が公平な土俵となることを意味します。よって、来年の大会で披露されるラグビーの質は今より高いものとなっていることでしょう。これは、よろこぶべきこと」と「個人的には、この『ボーナスイヤー』を得られたことをうれしく思い、そしてこの1年があることによりこのチームで様々なことを達成していけるのをとても楽しみにしています」と話したという。