国際統括団体のワールドラグビー(WR)は2日、今秋ニュージーランドで開催予定だった女子W杯が新型コロナウイルスの影響で来年に延期する方針を明らかにした。8、9日に行われるWR理事会と執行委員会の会合で協議され、正式発表する見通しだ。

 WRは公式ホームページに声明を出し「チームやファンにとって極めて残念なものであることを理解しながらも、チームやファンを最重要視して考慮し、プレーヤーやファン、そしてニュージーランド国民の皆さまにとって最高の大会にするために決断した」と説明。ニュージーランド協会や政府との協議で「出場チームが最高の状態で戦える環境を提供することは現時点では不可能」と結論付けたことを理由に挙げた。

 日本の2大会連続出場が懸かるW杯アジア予選も新型コロナの影響で延期が重なっていた。