ラグビーのニュージーランド代表が、14日に15―25で歴史的敗戦を喫したアルゼンチンへのリベンジを誓った。

 3度のW杯制覇を誇る世界最強軍団であるオールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)が、オーストラリア開催の南半球対抗戦で苦戦中だ。7日のオーストラリア戦に22―24で惜敗すると、14日にはアルゼンチンに初の白星を献上する失態を犯し、2011年以来の2連敗。同国内では、昨年12月に就任したイアン・フォスター・ヘッドコーチ(HC=55)に対する激しい批判が巻き起こっている。

 そんな中、28日にはアルゼンチンと再び対戦する。同国紙「ニュージーランド・ヘラルド」によると、オールブラックスのLOパトリック・トゥイプロトゥ(27)は「HCはチームの顔であり、批判の的にもなる。もしアルゼンチンに2連敗するようなことがあれば、HCは責任を問われるだろうが、しっかり勝てば状況は好転する。それは自分たちのプレー次第だ」と意気込んだ。

 一部ファンからは就任からわずか5試合しか指揮していないフォスターHCの解任を求める声も上がっているが、今度こそアルゼンチンを圧倒して批判を封じ込めたいところだ。