【ラグビー】松島幸太朗がフランス1部開幕戦で先発デビュー 前半16分右太ももを痛めて途中交代

2020年09月07日 08時46分

松島幸太朗

【フランス・クレルモンフェラン6日(日本時間7日)発】デビュー戦は無念の結果となってしまった。ラグビー日本代表FB松島幸太朗(27=クレルモン)が、先発したトゥールーズとのフランス1部開幕戦で前半16分に右太ももを痛めて途中交代。チームは33―30で辛勝したが、昨年のW杯日本大会で見せた実力を新天地初戦で発揮できなかった。

 ついに迎えたデビュー戦。15番のジャージーで先発のピッチに立った松島は、開始早々にハイキック処理でボールに触ると軽快な動きを見せる。前半5分ころにはスクラムを起点にした攻撃から相手陣へ大きく攻め込むなど新型コロナウイルスの影響で入場制限があるなかでホームスタジアムを沸かせた。

 しかし、すぐさまアクシデントに見舞われた。まだ序盤だった前半分に右太ももを痛めて途中交代。ピッチで患部を触りながらメディカルスタッフとやりとりするシーンも見られた。昨年のW杯日本大会では5トライを挙げるなど日本の8強入りの原動力となり、世界でも注目される存在となったが、わかずな出場では、その片鱗しか見せられず、本領を発揮できなかった。

 現時点では負傷の詳細は明らかになっていないものの、重症ではなさそうだ。フランク・アゼマ監督(49)は「松島は非常によいスタートを切ったが、内転筋に痛みを感じたので交代した。彼の実力をわかってるだけに、もっとプレーを見ていたかった。負傷はそれほど深刻なものではなく、できるだけ早く復帰できることを願っている」と説明。次節(12日=日本時間13日)のバイヨンヌ戦に間に合うか微妙なところだ。

 やはり負傷はポジション争いという意味ではマイナス。開幕戦では先発の座をつかんだが、サモア代表FBティム・ナナイウィリアムズ()らとレギュラーを争う立場だけに、その地位は決して安泰ではない。指揮官は「日本代表で見せたものを見せてほしい」と大きな期待を寄せているが、いつ序列が変わってもおかしくない。いきなり訪れた試練を乗り越えられるか。