【ラグビー】日本代表の高齢化問題に影 6、7月ウェールズ&イングランド戦中止

2020年05月16日 16時40分

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ

 4強入りを目指す2023年ラグビーW杯フランス大会へ向けて日本代表に誤算が生じている。

 世界的な新型コロナウイルス感染拡大のため、6、7月に国内で予定していたウェールズ戦、イングランド戦(2試合)の中止が正式に決定。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=50)は「ウェールズ代表とイングランド代表との貴重な対戦機会が失われたことは残念だが、世界的なコロナウイルスの感染状況を考えるとやむを得ない」とコメントした。

 どの国もこの時期にテストマッチを行えないのは痛いが、日本への影響は甚大。23年の4強入りへ強豪国より選手層が薄いことが日本の課題だったからだ。

 強豪国はW杯決勝までの7試合を選手のローテーション制を前提として戦うが、今の日本には不可能。8強入りした昨年のW杯日本大会では、連戦を強いられた主力が決勝トーナメント1回戦で相手より疲労に負けた。それだけにジョセフHCは「選手層が薄いことが日本の弱点」と指摘し、日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(31=東芝)も「層を厚くしないといけない」と強調してきた。今回の中止で、そうした課題の改善へ新戦力のテストなどの時間を奪われた格好だ。

 さらに主力の高齢化も進むなど状況は待ったなし。イングランド戦は10月開催を模索しているが、新戦力台頭のチャンスが減れば減るほど4強入りは遠のくばかりだ。