【ラグビー】止まらぬリーチの脳内進化 読書で人心掌握術も向上

2020年04月18日 16時40分

リーチがウェブ上で合同取材に対応(東芝ブレイブルーパス提供)

 2019年ラグビーW杯日本大会で日本代表キャプテンを務めたフランカーのリーチ・マイケル(31=東芝)が、脳内をアップデートし続けている。

 新型コロナウイルス感染拡大などにより、今季のトップリーグは打ち切られ、5月の日本選手権も中止となった。ウェブ取材に応じたリーチは「10年くらいトップでラグビーをやってきてこういう時間はなかったので、奥さんも娘も喜んでいる。たくさん買ったけど、忙しくて読めなかった本を読むこともできている。ラグビーをできないストレスはそこまでない」と現在の心境を語った。

 最近手に取った書籍はイスラエルの歴史学者ユバル・ノア・ハラリ氏(44)の著書「サピエンス」(日本語版のタイトルは「サピエンス全史」)。なぜ人類が地球上で支配的な地位を築けたのかを著者が検証していく内容で、リーチは「社会ができる前に人が生きていたころから、人間力が強くなっていく過程が、すごく面白かった」と振り返る。より人間という生き物のあり方の理解を深めていけば、人心掌握術向上も期待できる。持ち前のリーダーシップにもさらに磨きがかかるわけだ。

 これまでも国歌「君が代」の一節にある「さざれ石」の意味を自ら調べて代表チーム全員での現地訪問を実現させたり、自分の店まで出したコーヒーに精通するなど、旺盛な知識欲は相変わらず。フィジカル的には飛躍的な向上が望めないベテランの域に入っても、止まらない脳内進化で今後も存在感を発揮していきそうだ。