【ラグビー】コロナ直撃で福岡堅樹の7人制五輪代表入りピンチ

2020年03月05日 16時40分

福岡堅樹

 昨年のラグビーW杯で大活躍した日本代表WTB福岡堅樹(27=パナソニック)の東京五輪出場が大ピンチだ。

 五輪種目の7人制ラグビー日本代表候補の福岡は、コンディション調整がメインだった東京合宿(2月29日~1日)から代表に参加し、大分合宿(6~13日)から本格的にチームに合流する予定。負傷やトップリーグ参戦(第2節まで)などの出遅れを取り戻すべく急ピッチで“セブンズ仕様”に仕上げていくが、新型コロナウイルスの影響で出場可能な国際大会が中止や延期となってしまったのだ。

 4日には本番と同じ会場で行う貴重なシミュレーション大会だった「アジア招待」(4月25~26日、味スタ)の中止が決定。日本ラグビー協会は「大会を安全に開催する担保ができないこと、一部の参加予定チームから今後の状況に対応するという回答があり、参加予定チームの準備に配慮して中止を決定した」と説明。すでに3月下旬開幕予定の「ワールドチャレンジャーシリーズ プレーオフ」(香港)も延期の措置が取られた。

 福岡にとって、多くない国際大会の場を失うのは実戦感覚を磨く上でも痛い。五輪前に残る公式戦は、ワールドシリーズのイングランド大会とフランス大会(ともに5月開幕)の2つのみ。かねて7人制男子日本代表の岩渕健輔ヘッドコーチ(44)は「一つも国際大会に出ずに五輪に出場するのは難しい」と語っているだけに、メンバー入りへ崖っ縁に立たされた。

 史上初のW杯ベスト8入りで日本中を沸かせた快足ウイングは、厳しい状況を乗り越えて五輪代表の座をつかめるか。