【ラグビー】中止になったW杯カナダVSナミビア戦 来年釜石で実施を

2019年12月19日 16時30分

釜石鵜住居復興スタジアム

 失われた“ノーサイド”をもう一度――。大盛況で幕を閉じたラグビーW杯日本大会の開催地・釜石で、台風19号の影響により中止となった1次リーグB組カナダ―ナミビア戦の実現を期待する声が高まっている。釜石鵜住居復興スタジアムは東日本大震災で被災した小、中学校の跡地を整備して建設した経緯があり、ラグビーW杯釜石開催推進協議会副会長の中田義仁氏は「震災時には全世界からサポートをいただき、開催が決まったときは“おもてなしの心”でお迎えしたいという気持ちだった。英会話を勉強しながら、海外の方々に声掛けをして、また釜石を好きになってもらいたいという思いで大会を迎えた」と振り返る。

 そんな中、予定されていた2試合のうち同カードが中止となったが、カナダ選手たちは台風の被害を受けた土地で土砂や泥を撤去するボランティア活動を実施。このニュースに多くの国民が感心したこともあり、元日本代表で釜石シーウェイブスの桜庭吉彦GMは「来年にでも釜石で再戦してほしいという声が出ている。ぜひ、できれば」と力を込めた。

 18日に行われた「2019毎日スポーツ人賞」では、ラグビーW杯日本代表がグランプリに選ばれ、東日本大震災からの復興を目指す中でW杯を開催した岩手・釜石市に文化賞が贈られた。中田氏は「釜石ではあり得ないような大きな大会ができた。(競技場は)釜石の子供たちに夢や希望を与えられるような場所になれば」と語った。

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