【ラグビー】レメキ“五輪辞退”で7人制メダル取りに暗雲

2019年11月18日 16時30分

レメキ

 ラグビーW杯でベスト8入りした日本代表のWTBレメキ・ロマノラバ(30=ホンダ)が、来夏の東京五輪に臨む7人制日本代表入りを“辞退”していた。スピードとパワーを兼ね備えたレメキが抜けることになり、メダル獲得を目指す7人制にとって大きな痛手となりそうだ。

 レメキはW杯敗退後に「(2020年1月12日に開幕する)トップリーグの来シーズンは半分くらい出てその後、すぐにセブンズ(7人制)に行く。東京ではメダルを取りたい」と五輪参戦を宣言していたが、TL関係者は「レメキ選手はチームで話し合った結果、TLに専念し、東京五輪に出場しないと聞いている」と明かした。

 例年8月開幕で1月閉幕のTLもW杯開催の影響で日程を大幅に変更し、今季は来年1月から同5月まで。その間、7人制代表は来夏の五輪へ向けて継続的な強化を進めているため、両立は困難とされる。特にW杯の活躍で高まった注目度を生かしていくためにもチームの活動に専念することになったようだ。

 ニュージーランド出身のレメキは12年に日本国籍を取得。16年リオデジャネイロ五輪は7人制日本代表としてベスト4入りに貢献した。自称「NSX」(ホンダの高級スポーツカー)ばりのスピードを持ち、五輪でもメダル取りに欠かせない実力者だっただけに、7人制チームにとっては大きな戦力ダウンとなる。

 一方、同じW杯メンバーで高級スポーツカー「フェラーリ」と形容されたWTB福岡堅樹(27=パナソニック)は宣言通りに五輪出場を目指す。日本ラグビー協会では、福岡らの合流時期について「まだ決まっていない」としたが、早ければ年内にも五輪チームに参戦する見込みという。