ラグビー日本代表の勝負メシ「北出どんぶり」商品化消えたワケ

2019年11月12日 16時30分

北出卓也

 ラグビー日本代表フッカー北出卓也(27=サントリー)のオリジナルメニュー、“北出どんぶり”を商品化する幻のプランがあった。

 先のW杯で初のベスト8入りを果たした日本代表で、北出は出場機会がなかった。11日に取材に応じ「悔しかった」と大会を振り返ったが、図らずもピッチ外で大きくクローズアップされたのがW杯期間中の宿舎で考案した新メニューの“北出どんぶり”だ。

 白飯に好物の明太子や高菜、しらす、ネギをトッピングし、さらに卵を落としてしょうゆをかけたもので、代表フィフティーンの間で一気に広まった。「『こんなにおいしいものを教えてくれてありがとう』と言われた」(北出)。中でもCTB中村亮土(28=サントリー)はしょうゆをごま油にアレンジして“中村どんぶり”と名づけていたという。

 思わぬ“大活躍”を見せた北出は「実家が弁当屋なので血を引き継いだのかな」。両親が営む京都市の弁当店「栄亭」を引き合いに笑いを誘ったが、実は商品化も検討されていたとか。「父親は『(北出どんぶりを)やりたい』と言ったみたいだけど、母親が『息子で商売するな!』と言ったみたいで(笑い)」

 結局、世に出回ることはなかったが、ファンの間ではW杯が閉幕した現在でも話題のままで、自作の北出どんぶりをSNSに投稿する“信者”まで現れている。これには本家も「(反響が大きく)ちょっと戸惑ってる。SNS見ているけど、僕のよりもクオリティーが高い。特許申請? していませんよ。(ラグビーではなく)どんぶりで有名になってもねぇ…」と複雑な様子だった。

 4年後のW杯フランス大会では仲間の胃袋を満たしつつ、今度こそ中心選手としてピッチに立ちたいところだ。