ラグビーW杯日本大会3位決定戦は1日、味の素スタジアムで行われ、ニュージーランドがウェールズに40―17で勝利した。

 イングランドとの準決勝(10月26日)に敗れてW杯史上初の3連覇に失敗。失意のどん底に突き落とされたオールブラックス(ニュージーランド代表)だったが、この日は6トライでウェールズを圧倒した。SOリッチー・モウンガ(25)はトライ後のゴールに5度成功。1トライも加えて個人得点を54に伸ばし、日本のSO田村優(30=キヤノン)の51点を上回って今大会トップに立った。

 今大会を最後に退任するスティーブ・ハンセン監督(60)は「準決勝で負けてしまったが、このチームの選手たちを誇りに思う。これからもより良くなるために、努力する必要があるし、再び世界を支配するようなチームになってほしい」。2023年W杯フランス大会での世界一奪還を願った。

 今後は外から復活を見届けていく。「私が、これからオールブラックスがどうすべきか言うつもりはない。(選手から)相談の電話をもらっても、アドバイスをするつもりもないよ」とし、今後決まる後任監督に期待を寄せた。