ラグビーW杯決勝(11月2日、日産スタジアム)で南アフリカと対戦するイングランドが29日、都内で調整した。

 2003年オーストラリア大会以来、4大会ぶり2度目の世界制覇に向けて、会見したジョン・ミッチェルDFコーチ(55)は「どの相手でも脅威となる部分、チャンスとなる部分は違うので準備をしていきたい。自分たちのやるべきことにフォーカスを当てていくということ」と語った。

 報道陣からW杯3連覇を狙った王者ニュージーランドに勝利した準決勝よりも「パフォーマンスを引き上げることは可能か」と問われると、同コーチは「今大会を通して徐々に良くなっていくしかないし、まだまだ良くなる余地はあると思っている」と自信を示した。

 また、強靱なフィジカル力が武器の南アフリカ対策として「かなりプレッシャーをかけてくると思う。我々はファンダメンタル(基礎)のスキルをしっかりしないといけない。ボールキャリーのサポートや密集時のケアをやっていくことが大事」とし、万全の準備を強調した。