世界ランキング上位から8か国が集まり世界一を決める「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」が16日、東京体育館(東京・渋谷)で開幕。日本はブラジルに61―42と快勝した。

 試合は8分間のピリオドが4回行われ、第1ピリオド17―11、以下16―11、15―9、13―11と危なげない展開だった。

 勝利に貢献したエースの池崎大輔(41=TOKYO SUNS)は初対決だった初戦を「情報が少ない中で、探り探りの試合で点差もつかなかったが、ベテランから若手といろいろなラインを使いながら、いい経験ができた」と振り返った。続けて「たくさん人も入って、応援もあっていい雰囲気の中でプレーできるのは幸せ。そういう環境を常に継続して守っていかなければならない。そのためには結果が必要。ここで優勝して、たくさんの人に車いすラグビーを届けていきたい」と話した。

 キャプテン池透暢(39=Freedom)は「大歓声の中で緊張もあったが、すごくいいスタートが切れた。上位チームと当たるとルーズな動き一本が試合の勝敗を分けるので、それさえ許さないプレーをしていきたい」と勝って兜の緒を締めた。

 17日はフランス、18日は英国と戦い、ブラジルを含めた4か国から上位2か国が19日の準決勝に進む。決勝は20日に行われる。