世界ランキング上位から8か国が集まり世界一を決める「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」(16~20日、東京体育館)の前日会見が15日、同所で行われた。

 日本代表のキャプテン池透暢(39)は「この大会を通して、車いすラグビーの魅力をお届けできることをうれしく思う。どの国が優勝してもおかしくないぐらいのハイレベル。応援に来てくださった皆さまに、誇れるような車いすラグビーを見せたい」と意気込んだ。

 13日のラグビーW杯、日本―スコットランド戦をテレビ観戦し刺激を受けたという。「非常に熱いものを感じた。僕たちに足りないものを気づかせてもらった。その感じた部分をコートの中で表していきたい。僕たちが勝利してW杯の日本代表を勇気づけられるような戦いを見せたい」と車いすラグビー、ラグビーのダブル優勝を思い描いた。

 また、併せて行われた公開練習後に取材に応じたエースの池崎大輔(41)は「東京パラリンピックの前哨戦と言っていい大会。残り1年を切っている中で、車いすラグビーというものを発信していくことが必要」と知名度の向上をもくろむ。

 日本代表は2016年リオパラリンピックで銅メダルを獲得し、18年の世界選手権を制した。現在、世界ランキング2位と今大会はもちろん、東京パラリンピックでも金メダルが期待される。