ラグビー日本代表フッカーの堀江翔太(33=パナソニック)が10日、1次リーグ最終戦(13日、日産)で当たるスコットランドの前戦ロシア戦(9日)の映像確認をあえて避けたことを明かした。

 対戦相手を攻略する上で直前の試合は、大事な情報が得られる貴重な機会。しかし、堀江は先発14人を変更してロシア戦を戦ったスコットランドは日本が対峙するチームと“別物”と判断した。「試合は見ていない。メンバーも違うし、僕らとやるときと全く違うことをしてくるだろうと思っていた。メンバーも違う中で、がっつり見ても(実際に対戦したときと印象が)違う感じになってしまう」と説明した。

 変な先入観を排除するのが狙い。実際に対戦する段階になってスコットランドがイメージと異なる戦いをしてくれば対応に迫られて、後手に回りかねない。だからこそ堀江は「コーチ、ヘッドコーチ、スタッフの情報を信じてやっていきたい」という。ロシア戦はメンバー外だったSHグレイグ・レイドロー(33)らが躍動する“真の姿”を頭に叩き込んで大一番に臨む。